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Author:Elmar
写真が趣味のサラリーマン。
写真を撮りながらふと思ったことや、写真に関することを書きつづります。
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一応、フォトマスター1級。
得意分野は飛行機、風景、スナップショット。

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三宅島レポート 第4回 三宅島で考えたこと の巻
三宅島に向けて出発したのはちょうど一週間前のこと。
一週間前の今頃は、船の中で飲んだくれてたんですね。夏系夏系と騒ぎながら。(謎)

さて。すっかり忘れた感がありますが、今回私たちが三宅島を訪れた主な目的は、三宅島TTレース。その実現の可能性を確認しようというものでした。今回はその事について、私の目線で感じたことを書きつづりたいと思います。

あんまり上手くまとまらないので箇条書きになりますが、ご容赦下さい。
阿古地区のコース候補地にて


公道レース自体は、国内でも4輪ラリーが実際に行われている。
マーシャルの配置や救急車の運用、医療施設の準備などは、
それを参考にして練り上げれば企画運営自体それほど難しいとは思わない。
MFJやJAF等、レースノウハウのある組織の協力を得られれば問題無いだろう。

島内の一周道路はきちんと整備されており、ツーリングやドライブを楽しむには申し分ない。
特に島の東側、三池地区の道路は景観も美しく、バイクでも走り甲斐のある道で、
「三宅島レース」という言葉からくるイメージにもぴったりと合致する。
この道路を走り抜けるバイクは素晴らしく「絵」になる。カメラマンから見ても非常に魅力的だ。
島の東側、三池地区の道路

しかし、本格的なレースとなると問題は別。
道路は白線や横断歩道部分のペイント部分は、サーキットで使われている滑りにくい仕様に引き直さなければ危険だし、時々現れる排水路の鉄格子やマンホールの蓋も対策が必要。
直線が長くてスピードが乗ってしまうようなところにはシケインを配置すれば (ルマンのユノディエールのように) 問題無いと思うが、そのためには道路の一部を拡幅しなければならない。

もし島内一周レースを企画するのであれば、居住地区は一般の交通法規に従って走るリエゾン区間とし、
高濃度地区などの住民が居ないところを全開走行するトライアル区間とする形式が一番楽しく走れるのではないか。
つまりは一台一台走るWRCと同じ方式。トライアル区間で全走者に追いついちゃったら追い越しも可。

この場合の一番の問題は高濃度地区も走ると言うこと。
当日、急に火山ガスの濃度が高まった場合はレースを中止にせざるを得ない。
ステイ費用や搬送コストなどを考えると、延期という手も考えにくい。つまりは一発勝負。
これほど大きな不確定要素があると、イベントとしては成立させにくい。

また、マスクをしていれば慌てることは無いとわかりつつも、
そこに立たされるマーシャルやカメラマンの心境はいかがなものか。
余計なストレスは事故を招く。

それらを踏まえた上で西側地区のクローズドサーキット化という案が生まれたのだと思うが、コースの候補地に挙がっている阿古地区は、道幅が狭く、コース脇に民家があるというのが問題。
ライダーへの危険性もさることながら、住民への保障をどうするかの方が問題が大きいと思われる。
(最悪、参加ライダーは経験値や訓練などで選りすぐれば事故の可能性は最小限に出来るのだ)
レース当日の自宅への出入り、騒音、万が一物損が発生した場合の対応...
レースウィークを耐え忍ぶことで、そこの住民にどんなメリットがあるのか。
レースを見慣れていない人にとって、けたたましい排気音を立てながら高速で走るバイクとは、気違い以外の何物でもないのだ。
市街地でこの状況はあり得ないでしょう

また、阿古地区のコース案は閉塞感が強いため、走っていても気持ちよさがない。
さらに、背景にも「三宅島感」が無いため、カメラマン的にも難しく、
「公道でレースをしている」という以上の絵にすることが出来ない。
これならば何も三宅島でなくていい。

それに、阿古地区でレースを実施する場合は、どこにピット・パドックを作るのか。
そしてギャラリーはどこから観戦するのか。
そのスペースを作るだけのためにあの溶岩流を片づけたりしないで欲しい。
あれこそまさに三宅島という火山博物館の偉大な展示物なのだ。
これこそが三宅島の宝なのです。

結局、今回の旅で、私は三宅島の自然に圧倒されてしまったのである。
特にネイチャーフォトを基本としてきた私の場合は、
この悠然とした島の空気を、あのけたたましいレーサーバイクの音で
かき乱す必要は無いとさえ思い始めている。

観光客が来ないのは、目玉となるイベントが無いからではない。
島に関する情報が十分に告知されていないことと、
島内での移動手段の不備が主たる原因だと考える。
船の入港前後1時間だけの営業でもいいので、
港にレンタカーやレンタサイクルの営業所があるといい。
あるいは入港の前後一時間だけでも、10分に1本くらいの発着頻度で
島を一周するバスを運営できないか。
東海汽船は元々島民のための定期便だからかも知れないが、
単に「積んで降ろすだけ」といった感じで、
あまりに旅行者に対するインフォメーションやサービスっ気が無い。
これでいきなり人気のない高濃度地区に降ろされるのだから、
旅行のテンションも一気に下がる。

私自身、もう一度三宅島に行きたいか? と聞かれれば、答えはYes!
一度と言わず何度でも、少なくとも各季節ごとに1回ずつは訪れたい。
それほどまでにあの自然に魅了されてしまった。
島内散策用としてXR100でも準備しておこうかと思うほどだ。

もし島でレースを行うのなら、風景や環境を崩すことのないよう、十分に配慮して欲しい。
そして、あの雄大な自然環境を存分に味わえるようなコース設定をぜひ考えて欲しい。
あの自然こそが三宅島なのだから。
三宅島全貌
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この記事に対するコメント

みんなの意見として共通ですね。
やっぱ公道レースって簡単にはいかないんだなーって痛感したね。でも歴史あるレースの1ページを作る存在にもなりたい。色々と複雑だけど今回三宅島という地を踏みしめた事は俺らにとっては大きなプラスだった事は間違いないよネ!
【2007/05/19 00:14】 URL | 炎嵐 #Hy3g.Oak [ 編集]


かなりスペシャルな感じだったのはほんとに伝わりましたよ!
いろいろと知れて少し行った気になりました。実は都の職員として駐在している友人が一人いるのです。いまさら言うなって?いやいや多分役に立たないから。。赴任前に会って三宅島の話を聞いたけどいまいちピンとこなかったんで少しリンクしてきました。

実情は知りませんけど、なにか実績を作るために動けることとか少なからず現実味というものはあるのでしょうか?動向には興味あります。
皆さんお疲れ様でした。
【2007/05/19 19:18】 URL | りょたろ #qgXyQz0. [ 編集]


やっぱり現場に行って確かめられたことはホントに良かったと思います。
やっぱり行かなきゃ分からなかった。

この旅を企画してくれた炎嵐殿、宿を提供していただいたsnapperさん、そして、何よりこの旅のキッカケ、話題を作ってくれた石原都知事に感謝です。
ホント、この話題がない限り、三宅島には見向きもしなかったでしょうからね。

>りょたろ殿
ん~、どうもまだ全然やわらかい段階のようです。
我々のこの発言が誰かの目にとまってくれれば、もしくは...
【2007/05/19 22:50】 URL | エルマー #BDWGAZxU [ 編集]


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